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2005-03-29

途方に暮れる

21世紀の森と広場(松戸市千駄堀)

日曜の冬の夕暮れ(1980年頃)、小学生当時の上の子が、見知らぬおじいさんに「タクシーを呼んで欲しい」と頼まれました。何があったのかと、東隣りの児童公園に走りますと、七十歳を越えたおじいさんが、しゃがみこんで震えていました。我が家に案内、お茶をいれ、上着に縫いつけてあった住所に電話しますと、先様もお礼と一緒に「タクシーを呼んで欲しい」

今度はタクシーの運転手から、おじいさんの説明ではわからないので一緒に乗って欲しいと頼まれ、乗り込んでわかったことは、長男宅で寝起きしながら、おじいさんは今も郷里に住んでいたのです。街道の給油所で電話を借り、辿り着いた住所から歩ける距離に、今(2001年)から八年ほど前(1993年)、この公園が開かれました。

クリスマスの季節-167-


庭のクレマチス

先々週(2001年)、公園のフェンスに巻きついていた赤紫の花の名前を尋ねられました。生け花で馴染んだクレマチスは白いテッセン(鉄線)でしたので、華やかな品種が「異郷」に思えたのでしょう。尋ねた母が、今度は東京都に接した住宅街で、幼い子連れの母親に公園の所在を尋ねられ、困ってしまいました。その辺りは私も毎週末、広域を走っていますが、子連れの親が歩ける範囲に、公園や緑地はありません。途方に暮れた母親の顔と、手を引かれた幼児の顔が浮かんできます。日常に緑地を欠いて、幼児と母親は満ち足りることができるのでしょうか。自動車と「平面を一」にする通学路同様、実生活の充実が、日々の歓びと足元の安全が、等閑に付されています。


折々の写真 千葉県の公園2より



筑波実験植物園の「クレマチス展」

折々の写真 樹木と草花4
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クリスマスの季節-89-





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