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2005-03-16

幻想未来居住空間

高層化が進んでいます。幼い頃に聞かされた未来都市の空想を、確実に具体化しているのですね。やがて百階に建て替え、地表から十階までを耐潮構造に改め、高層階相互を結ぶ交通網を整備、選ばれたヒトだけが生き残る。

クリスマスの季節-110-

知恵と技術は、不細工な地表の凹凸を約束しました。しかし普遍植物園に瀟洒(しょうしゃ)な平屋も約束しているのですよ。中高層建築の枠組みは、経済の仕組みごと小規模化して地面の下へ。農場は地上のまま。住宅と工場と商店と事務所と娯楽施設はできるだけ地上の平屋か屋外で。

クリスマスの季節-87-

漫画に描(えが)かれていた未来の都市が、実現するとは思わなかったです。惹(ひ)かれなかったから。しかし、豊かになるとは信じていました。半世紀後は街全体が緑で覆われ、倹(つま)しくも瀟洒(しょうしゃ)な家並みが、緑の随(まにま)に現われる、その広がりを豊かさと信じていました。

クリスマスの季節-64-

私は子の時代、老後の生活に幻想を抱いていたことがあります。桂や楢や楓(カエデ)や銀杏(イチョウ)の林に、ハーブ園と薔薇園と野草園と澄んだ湖水。喧騒と自己顕示に別れを告げ、死を諦観した二人ないし一人が、各室、独立して住まう瀟洒な住宅。

随想 橡の木の葉 (六の五)



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