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2005-03-14

特産

今はAさんとBとCさんの三軒だけです。嫁いできた時は十七、八軒、いえ、二十軒もありましたが、今この地区で養殖しているのはウチだけです。当時は見渡す限り田圃(たんぼ)でした。それと、ほら、あの学校は蓮田、あのお寺は金魚池。

ウチは小売はしていません。六月頃、メダカの研究にと、学校の先生が卵をもらいに来ます。顕微鏡で観察するそうです。

Aさんは先代が亡くなってから、養殖を埼玉に移転。Cさんは小売だけ(←Cさんの話では産地は茨城)。Cさんの池は駐車場とスーパーに変わっています。

学校の行事でした。小六か中学時代(昭和三十年代前半)。俺は知ってるぞ!なんて得意な気持ちで出かけました。

小五までは折々、市川~神田を自転車で往復。市川橋を渡って左折、千葉街道の、向きが再び変わるまでの印象から、江戸川区は埃(ほこり)っぽく殺風景、それが知っている中身でした。

思い込みとの落差が大きかった。二十三区内で、最も魅せられたのが池と金魚と田圃の緑。

今回も最大級の落差でした。出かける前から気落ち状態の予見が的中。

新線沿いの農家や市街の養魚者に、事業の縮小・田畑の閉鎖を条件づけ、緑を根こそぎにする関東ムラの町づくり。

クリスマスの季節-314-





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