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2005-03-07

随想 繊維問屋にて

1997-12-07~1998-04-29にML内で連載した「随想 繊維問屋にて」の2005-03-07版をサイトに載せました。内容は、昭和32年の春、千葉県市川市から東京神田に移り、繊維問屋で育った男の子の小中高時代の暮らしと、住込従業員の死についての回想です。舞台は昭和20~30年代。波風に不自由しなかった男の子の、瑞々しい感性と逸話がモザイク画のように嵌めこまれています。

1997-12-07~1998-04-29 ML内で連載
1998-08-11 紙の本で出版
2005-03-07 サイトに掲載

◆紙の本に寄せられたお便り

「今度の島田さんは遠慮して書いている。このような揉め事は珍しくないのに。」

「丁寧な文章。読者に媚びない。格調高い作品。」

「私の父はバクダイショウ(莫大小)と呼んでいました。家には緯(ヨコ)編機を入れ、使用人も使っていました。」

「私自身も文章に引き入れられ、少年時代、神田、本郷を歩きまわったのを思い出して居ります。若い学生諸君にも、読書会などを通して推薦します。」

「創作のような感もありますね。珍しいタイプの本だと思います。」

「本八幡付近の記載が出ているのを発見して驚きました。私の実家の最寄り駅は京成八幡とJR本八幡なのです。明治生まれの祖母などは、『省線』と言っていましたが、省線時代の面影を偲ばせるものは見つけにくいようです。路地は相変わらず狭いまま残っております。」

「読みはじめはすぐになじめませんでした。電子メールの関係か、文章が短く途切れる独特な筆運び、淡々とした地味な文章の流れ、しかし読みすすんで行くうち、次第にその流れの中に引き込まれて行きました。作者の感性と読者の感性が、ある時ふと触れあって、不思議なハーモニーをかなでる瞬間があり、読み終わった後、しみじみとした充足感と回想の快さを感じました。」 ※←2005-03-07版では文章の調子を改めました。

~1998-10-09

「私は昔日本橋の元呉服問屋さんが経営するテレマーケティングの会社で学生時代に4年間アルバイトをしておりました。また神田周辺で一年間過ごしましたので、このご著書の神田の繊維問屋の昔話は雰囲気が想像しやすくてとても楽しめました。」 1998-11-10

「表現・伝達の新しい可能性を探っている。みずみずしい感性が表れ新鮮。」 1998-09-15 産經新聞

◆関連する記事 順不同

昔の今 昭和二十年代?
小三の冬の体育
天国と地獄
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昭和30年9月の草野球
故郷って、いいですね
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冬の鴉(からす)
幻(まぼろし)
父親って孤独ですね
馬力が我が家に到着した日
本郷のお医者さま
市川市菅野から千代田区神田へ
残していいよ!
自尊心
管理人の通学圏



 昔の我が家はこの奥

 デージーの路地

 駿河台下から

 お茶の水橋は小六の時

 神保町交差点方面

 第一京浜から桜田通りへ

 桜田通り(国道1号線)

 1958年

 靖国通り 須田町方面

 靖国通り 両国橋方面

 1956年 市川市 屋根から

随想 繊維問屋にて 2005-03-07版




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