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2005-02-27

異邦から 田園

高度技術化した栽培施設であれ、洗練の粋を競う田園であれ、舗装の極に達し、倦怠さえ干からびてしまった無辺動物園の随所に、イチョウの木が欲しいですね。

銀杏(ぎんなん)の拾い手は、今の涙国の治世のもとでは、決して不足することはありますまい。大見得に酔い、料亭で集いはすれど、失業の切実さを、日夜訪ねる雲上人は見当たりませんから。

中央の政に携わる資格は、お勤めの経験と、ムラの政の実績と、家庭資本の蓄積と思っています。政の窮極の指標は、失業の低減に腐心する日常の努力と、暮らしの安全度とも思っています。

暮らしの安全には、結果を問われる歴史観大局観と、情勢の的確な判断力も必要です。衆愚の私には難しすぎます。人気投票に委ねても、妥当性を維持できる資格要件が要るのでは。

路頭に迷った親が子を思う気持ちは、終身雇用が続く限り(競争を欠き、自らの危機意識を抜きにした)公務員には解らないと思います。崩壊した筈の幻想が、涙国の官公職場では生きています。特別な資格は専門職を除いて無用のこと、転職の門戸開放を、お役所も率先しなければ……

 27km圏



関東平野の原風景は果てしなく美しい。東京圏の風土が廃れたのは、一極集中が原因ではありますまい。暮らしの環境に配慮を欠き、風土の美を根こそぎにする島嶼一般の感性が、過度の集中を招き、今も招き続けているのですよ。

 45km圏

……クリスマスの季節-151-より


異邦から 池面(いけも)

……クリスマスの季節-165-より

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